FC忍者くん魔城の冒険のROMカセットバージョン違いについて
2023年08月05日
ファミコン版「忍者くん魔城の冒険」のROMカセット。
一般的には、Ver1.0と1.1の二種類が存在することになっていて、Rom Checkerなどのフリーソフトもそれに対応しているようだが、実はそれ以外にも希少バージョンが存在することが確認できている。
![Ver1.0、1.1はRomCheckerで正常判別される。](https://b3f41f7ddf.cbaul-cdnwnd.com/3c48efcb8270865205fe345c108ce0bd/200000068-2967e29682/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%B8%80%E8%87%B4ROM.jpeg?ph=b3f41f7ddf)
Ver1.0、1.1はRomCheckerで正常判別される。
■現在発見されているROMバージョンごとの、PRG CRC32(チェックサム)値の違い
ver.1.0 :PRG CRC32= 7a3fcc31
ver.1.1 :PRG CRC32= fde61002
ver.1.a :PRG CRC32= c902cf7f
ver.1.b :PRG CRC32= 3f8a0208
▼ROMバージョン 1.1について
▼ROMバージョン 1.aについて
▼ROMバージョン 1.bについて
![](https://b3f41f7ddf.cbaul-cdnwnd.com/3c48efcb8270865205fe345c108ce0bd/200000087-5b2085b209/rom_1_b.png?ph=b3f41f7ddf)
◯バージョン順の推測
ROMバージョン順番については、 現在以下の説が最も有力視されている。
①Ver. 1.a: 初期ロット。レギュレーション違反の黒を使用してしまっている。希少。
②Ver. 1.0: 多く流通。①の後、間髪入れずに再出荷されたと思われる。
③Ver. 1.b: 希少?1.0の追加生産だと思われる。未使用領域が異なるのは「たまたま」。
④Ver. 1.1: ②と同じくらい多く流通。プログラマが出来心で少々ソース改善してあるが、ほぼ意味無し。