①普通にリリースビルドしたらそこのパスのexeをそのまま呼ぶ
【PCエンジン研究室】
PCエンジンで動くゲームプログラミングに挑戦しています。
Windowsに展開すればそのままご利用いただける拙者のしょっぱい開発環境と、機能単品レベルでテストした結果のサンプルソースを順繰りに公開してみます。
1.開発環境+Sample1「適当BGキャラ表示」 の基本セット
サンプルソースその1「適当BGキャラ表示」
PCエンジンのサンプルプログラミングに挑戦.
まずは取っ掛かりとして、画面になにか描いてみます.
BGキャラ(タイルとかCGと読んでいるらしい)を表示してみました.
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※)2.以降のサンプルは、「開発環境+SAMPLE1の基本セット(ZIPファイル)」で展開されたあとのパス「RetroHardSoftDevelop/PceDevelop/」フォルダの下に追加で展開することで、ご利用いただけます。
2.追加Sample2「スプライト表示(SG)」
サンプルソースその2「スプライト表示(SG)」
BGの次は、スプライトの表示に挑戦です.
BGとSGさえ表示できれば、今後なんとなくゲームっぽいものが作り始められるんじゃないかっていう魂胆です.
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3.追加Sample3「BGスクロール」
サンプルソースその3「BGスクロール」
BG画面のスクロールに挑戦します.
スクロールさせるために、V-Sync割り込み処理とワークRAMの利用が必要です.
V-Sync=フレーム単位での処理を書き始めると、グッとレトロゲームプログラムらしくなります.
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4.追加Sample4「パッド操作」
サンプルソースその4「パッド操作」
コントロールパッド操作で、BGをスクロールさせてみます.
パッド操作ができるようになれば、更にいろいろなことを試してみたくなるのではないでしょうか.
また、ソースコードが大きくなってきたので、グラフィックスの初期化処理を関数化し、display.asmという別のファイルに分割してみました.
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5.追加Sample5「スプライトを動かす」
サンプルソースその5「スプライトを動かす」
Sample2で固定表示だったスプライトを動かしてみます.
SATデータをWRAMに置き、V-Syncのたびにその内容を書き換える、といった処理をIRQ1割り込みの中で行います.
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6.追加Sample6「パッド操作でスプライトを動かす」
サンプルソースその6「パッド操作でスプライトを動かす」
コントロールパッドの操作で、スプライトを移動させてみます.
基本的なスプライト更新の仕組みは、sample5と同じです.
コントロールパッドの処理と保存用WRAMをセットで、pad.asmというファイルに分離してみました.
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7.追加Sample7「サウンド再生」
サンプルソースその7「サウンド再生」
本サンプルより、サウンドテストプログラムに挑戦します.
PCエンジンのサウンドは波形メモリ音源と呼ばれ、事前に波形データ=音色を設定する必要があります.
最大6つのチャンネルで同時再生できますが、まずはチャンネル0番、1番の2つだけで鳴らしてみます.
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8.追加Sample8「サウンドで音階を鳴らす」
サンプルソースその8「サウンドで音階を鳴らす」
コントロールパッドの操作で、音階を選んで音を再生できるようにしてみます.
スクリーン上に鍵盤を表示させるため、BGキャラのデータを増やしてみました.
また、選択音階カーソルをスプライトで表示させていますので、今回はじめて、SGとBGを両方取り扱うプログラムとなっています.
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9.追加Sample9「サウンドでノイズを鳴らす」
サンプルソースその9「サウンドでノイズを鳴らす」
サウンドチャンネル4,5番のみ、ノイズ再生機能を有しています.
コントロールパッド操作で、ノイズ周波数を変化させながら視聴できるサンプルを用意してみました.
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10.追加Sample10「PCM再生」
サンプルソースその10「PCM再生」
PCEではPCM再生も可能です.
任意のサウンドチャンネルの波形データをセットするレジスタに、PCMデータをセットし続けることで音声が出力されます.
・データを定期的に繰り返しセットする処理には、PCEに備わっているタイマー割り込み機能が利用できます.タイマー割り込みの頻度次第で、PCM音声の品質が変わりますが、本サンプルでは最高品質と思われる約7KHzのサンプリング音声をテストしてみます.
・その他、プログラムバンク切り替えやゼロページRAMの利用など、新要素も目白押しの内容となっております.
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PCE開発に必須のMednafenのデバッグ機能
ぶっちゃけ、Mednafenがないとプログラミングがつらすぎます。
PCE ハードウェア研究資料 - 概要 こちらのサイトで、概要を掴みました。CPUやメモリ管理周りは、ファミコン開発経験があると飲み込みが早いのですが、レトロハード慣れしていないと理解が面倒かもしれません。最初はよくわからないまま、サンプルソースとVDC、VCE周りの機能を見比べっこしてグラフィックスを触るところから始めたほうがモチベ的にいいかもしれません。